2024年12月25日
～ 生成ＡＩの活用により金融サービスを業務効率化するシステムを共同開発 ～
生成AIの急速な進化に伴い、金融業界では個々人のニーズに合わせた投資ポートフォリオの分析や、資産家向けの相続対策・納税準備対策のコンサルティングサービスなどにおいて、生成AI活用へのニーズが高まっています。特に米国では、投資ポートフォリオのリスク分析、富裕層向けウェルスマネジメント、顧客情報管理、マーケティング分野での生成AI活用が先行しており、この潮流は日本の金融業界にも波及すると予想されます。
当社は、東京大学松尾豊教授率いる東大松尾研発のスタートアップとして、最先端のAI技術を有しています。この度の業務提携により、当社の革新的なAI技術とCAP社の金融サービスにおける専門知識を融合させ、資産形成から事業承継・財産承継に至るパーソナルアセットマネジメント分野で市場をリードする革新的なシステムを共同開発していきます。
本業務提携による第一弾のプロジェクトとしては、以下のシステム開発を計画しています。
■決算書作成RPA対応ＡＩを活用した自社株評価ツールの開発
決算書に対し画像認識を行い、資産家、企業経営者が保有する自社株等の非上場株式を評価した上で相続税未払金を試算し、顧客の金融資産や税務問題に係る課題を自動的に見える化するシステムを共同開発いたします。
このプロジェクト以外にも、今後確定拠出年金の顧客質問対応アバターＡＩシステムの開発等についても共同で取り組んでいく予定です。人生100年時代、大相続時代が到来するなか、CAP社の金融サービスにおける専門知識とタックスマネジメントの統合サービスを融合させることにより、顧客の個々の投資ニーズに沿ったアセットアロケーションや個別銘柄組替えの提案をはじめ、事業承継・財産承継に関するソリューションの提供、即ちマルチクライアントファミリーオフィスサービスというパーソナライズされた金融サービスの実現に向けて、貢献してまいります。